プラセンタの不妊に対する効果について

プラセンタが婦人科系の疾患に非常に効果があり、医療機関でも治療に利用されているのはよく知られていますが、最近は不妊症や不育症の改善に対する効果も期待されています。
さすがに卵子の老化を食い止めるとか、排卵を誘発するといったような妊娠に直結するような直接的な効果はないのですが、 エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンのバランスを整えたり、子宮内膜を増殖させて着床しやすくするといった「妊娠しやすい環境を作り」に役立つといわれています。
また、プラセンタには血行促進作用や造血作用があることから不妊の原因になるといわれている低体温や冷え症、貧血といった症状を改善してくれる効果も期待できるので、これもプラセンタが不妊に対して効果があるといわれる理由になっています。
プラセンタの不妊に対する効果を詳しく解説!
プラセンタの不妊に対する効果というのはひとことでいうと、「卵巣機能や女性ホルモンをサポートすることで妊娠しやすい体を作ってくれるということ」に集約されます。
プラセンタ自体にはホルモンが含まれているわけではありません。あくまで作用としては卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という2つの女性ホルモンの分泌量をコントロールし、卵巣の機能を強化してくれると考えられています。
具体的にはプラセンタの摂取前と摂取後でどう変わるかというと、
● ホルモンバランスが整うことで生理周期が正常になる
● 卵胞の成長を助け、卵子の質が向上する
● 子宮内膜の成熟が高まり、着床しやすくなる
といったことが期待できるといわれています。
血液検査をして女性ホルモンの1種であるエストラジオールの値が基準値(30~400pg/ml)に満たないと妊娠が難しくなるのはもちろん、更年期障害の症状がでてくるといわれていますが、プラセンタを利用するようになって数値が大幅に改善したというケースが多数報告されています。
他にも前述したように血行促進作用や造血作用により、妊娠を妨げる原因になる「低体温」「冷え症」「貧血」を改善するということが期待できるので、妊娠しやすい体作りのサポートを行ってくれるわけなんですね。
また、不妊の大敵といわれるストレスを緩和する作用もプラセンタにはあるので、メンタル面のケアにも役立つといわれていますし、男性の性欲増進や精子の数を増やすといった効果もあって男性不妊にも有効なことがわかっています。
妊娠しやすい体作りや夫婦そろって子作りのサポートもしてくれるなど、ここまでさまざまな効果効能を兼ね備えている成分はプラセンタの他にないと思います。
もちろん、プラセンタを摂取すれば必ず不妊症が改善できて妊娠できるわけではありません。そのあたり過度な期待は禁物なんですが、専門のクリニックでの不妊治療に比べると肉体的にも精神的にも経済的にもプラセンタはそれほど負担になるものではないので、不妊に悩んでいるなら試してみる価値はあると思います。