植物性のプラセンタってどうですか?

以下、植物プラセンタの回答

植物には成長期に実の栄養分となる「胎座」というものがあり、哺乳動物の胎盤と同じく、英語ではプラセンタといわれています。植物性プラセンタという呼び名はおそらくここから来ています。
この植物の「胎座」もアミノ酸やビタミン、ミネラル類が豊富に含まれていることや大豆由来のものだとイソフラボンなどのホルモンバランスを整える成分を含んでいることから注目される美容成分ではあるのですが、動物性プラセンタとは決定的に異なる点が1つあります。
それはプラセンタの最大の特徴である「成長因子」をまったく含んでいないということです。
成長因子こそがプラセンタならではの特徴ですから、成長因子を含まない植物性プラセンタは、動物性プラセンタと同列で語っていいものではないですし、ビタミンやミネラルがぎっしり詰まった栄養剤でしかありません。
同じプラセンタであっても植物性プラセンタと動物性のプラセンタでは全く異なるものだということはぜひ覚えておくといいと思います。
植物性という優しいイメージに騙されないこと
植物性プラセンタの謳い文句としては以下のようなものをよく見ます。「植物性」というと肌や身体に優しいイメージがあることもあり、「安全性」を訴えるものが多いです。
植物性プラセンタは動物性プラセンタより安全
副作用の心配がない
残留ホルモンや病原菌の汚染などの心配がない
植物性プラセンタの原料にもアレルギーのリスクがあることや残留農薬や土壌汚染などの心配があること、馬や豚などの動物性プラセンタがどれほど品質管理を徹底しているかについては一切触れないなど、非常に都合のいい主張が多いです。
「植物性プラセンタは安全・やさしい」という証拠を明示しているものはどれ1つとしてなく、すべて説明がイメージに訴えているあたり、オーガニック&自然派主義の方達特有の怪しい雰囲気がプンプンしますよね。
主に化粧品の成分として植物性プラセンタは配合されることが多いことからもわかるように、オーガニック&自然派主義派の方達は、植物性成分の問題点には目をつむり、「自然由来の天然成分は絶対安全安心!」という立場で主張しますから、気を付けたほうがいいです。
個人的には植物性プラセンタは動物性プラセンタに比べて圧倒的に効果に乏しいため、効果以外のもの、つまり「安全性」に消費者の意識をスライドさせてごまかそうとしているのかな?と思います。
植物性プラセンタと似たようなものに海洋性プラセンタ(=マリンプラセンタ)というももありますが、これは、サケやマスなど魚類の卵巣膜から抽出した成分。栄養価は高いですが、成長因子を含有していない点は植物性プラセンタと同じです。
アミノ酸・ミネラル・ビタミンなどによる美容効果を期待するのであれば植物性プラセンタを利用するのもいいと思いますが、プラセンタならではの成長因子による若返り効果などを目的とするのであれば、迷うことなく動物性プラセンタの方を選ぶようにしてください。
プラセンタ摂取にかんするよくある質問

飲むのを止めたらどうなりますか!?
毎日続けてこそ効果があるのはプラセンタも変わりません。もし、事情があって続けられなくなった場合、どうなるんでしょうか?